アメリカのミシガン州にてポスドク生活始めました。


by Doctor_bear13
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2006年 07月 07日 ( 1 )

数奇な運命?!

7月5日は、何を隠そう僕の誕生日だった。

そんな日に、とても不思議なことが起こったので、ちょっとお話ししようと思う。

話は、さかのぼること約四年前のこと、一人の小さな男の子が僕の病院に入院してきました。その子とは、何か引き合うものがあったのか、自他共に認める大の仲良しでした。時には、本気でけんかもしたこともありました。僕のことを”嫌い”って言うこともあったけど、なぜか最終的には、僕の言うことは聞くような子供でした。

その子は、なかなか治らない病気で、何度もつらいお薬の治療や手術を頑張って、入退院を繰り返していました。彼は、僕が四年前にその病院で働きはじめたと同時ぐらいに入院してきて、僕が研究で病院を離れている時には、元気になってお家に帰っていて、また今年僕が、この病院に戻ってきた頃から、また調子を悪くして、入院するようになりました。最後に入院したのも僕の外来からでした。

入院したとたん、安心したのか、状態はさらに悪化し、いつ息を引き取るかわからない状態がずっと続いていました。僕がアメリカに行っている間になくなってしまう可能性もありました。しかし、僕が帰ってきたときもまだ生きていて、頑張っていました。

ちょっと不謹慎ですが、実際僕は、僕が日本にいる間に彼が息を引き取るところを看取ってあげたいと思っていました。そのまま彼を日本に残していったら、凄い心残りになると思っていました。

結局、7月5日(僕の誕生日)に彼は、僕の目の前で息を引き取りました。心の中が、ぽっかり空いたように感じました。

僕には、彼が、僕に安心してアメリカに行ってくれ、そして、いつまでも忘れないでいてねって言っているように感じました。

たぶん僕は、誕生日がくるたびに彼を思い出すでしょう。そうして、こういうような子供が、一人でも多く助かるように一生懸命研究しようと思いました。
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by Doctor_Bear13 | 2006-07-07 21:40 | 日々のこと